OECD諸国における「国内総生産(以下「GDP」)」と「人口」の相関を改めてグラフにしました。グラフを見ると、各国は同一線上に位置し「GDP」と「人口」の間にある強い相関を読み取ることができます。
特に先進7か国は、同一線上にぴったり位置しています。この線の傾きは先進7か国における「1人あたりのGDP」を意味しています。そして、この線より上に位置する国がないことから、世界各国の「1人あたりのGDP」は「世界共通の限界」で収斂するものと考えられます。(※)
経済成長を目指すにあたり、経済発展中の国々には「1人あたりのGDP」を高める余地があります。一方で、OECD諸国、特に先進7か国においては、グラフの線を見る限り、「1人あたりのGDP」を高める余地がないため、要が「人口増加」なっていると言えます。
つまり、日本において経済を成長させるための「真の矢」とは、今後人口の自然減少が分かっているなか、「移民政策」や「少子化対策」による「人口増加政策」です。
(おしまい)
※一部の国が線より上に位置してる原因は、母数が少ないほど統計上の誤差が生じやすいことと考えられます。
※データは世界銀行より
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